2009年11月17日火曜日
ビットの時代から
ビットの時代。昔読んだ本だ。
著者はニコラスネグロポンテ。
米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの創設者。
1995年出版、その年のうちに邦訳、90年代後半を席巻したITバブルの「聖書」となった本。
覚えているのはファクスの話。
アナログはデジタルには戻らない話。
毎朝メールが100通来る話。
(うっそぉとびっくりしました。)(僕はマックでまだ四苦八苦し、遅い通信にイライラしながら再起動を繰り返していた。)
日本での刊行当時は、ネットは黎明期で、ブロードバンドの普及なんてまだ夢の先。DVDよりVTR全盛。
でも、なんとなく、大きな変革が猛烈なスピードで起こっている、そんな予感は、垣間見えていました。
そんな現象と行き先を、ぴったりに表現した言葉。ビットの時代。
その本がタイトルも「ビーイング・デジタル」として再刊されている。
この中でネグロポンテは、"Daily me"(デイリー・ミー。日刊紙「本日の私」・日刊自分新聞)の出現を予言していた。
糸井さんの「ほぼ日」はこれに発想のヒントを得ていたのでしょうか。
書評には
「あれから、十数年経過して、本書が示唆する以上に、時代と世界は変化の波に洗われ、フラット化し革命的なスピードでビットが駆け巡る環境になりました。でも、その原理原則、ネグロポンテの思想が陳腐化することはありません。」と書いてある。
「願わくば本書のリニューアル、改訂版、続編を、ニコラスネグロポンテ氏に書いてほしいものです。現在の状況と、さらにクラウド・コンピューティングな状況がもたらす未来を。彼はどんなビジョンを持っているのか?」とも書いてあります。
なるほど。聞いてみたいものです。
そう思っていたら
「坪田知己 2030年メディアのかたち」がありました。
こりゃまたすごいです。
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3 件のコメント:
んーっ、こういう世界で仕事をしているのか。しばし、沈黙。
元会社の若いの(彼が私のデジ1購入を無理強。高かったなあ。ニコンのコンシューマータイプの出始め)が、食の情報を、印刷媒体ではなく、CDにして全国のJAに配布する仕事をやりました。私はプリントアウトしたものを見ないと、どんな仕事かも分からない始末。デジタルについていけないもどかしさ。こんな人なんかいらないってか。で、「これで私は会社を辞めました」なつかしいCMのコピーですね。
KOHさん、会社辞めないで欲しかったですね。
デジタルについていく必要なんかなくて利用する事の方が大事だったかと。日常のテクニカルなんかどうにでもなります。大切なのは人間の方向性です。そのCD見せて欲しいです。
食の情報CD残念ながら、手元にありません。要するに、料理本を、一頁毎、スキャンしたようなものです。
私としては、いちいちマウスで操作するより、ペラペラ必要ページめくった方がいいと思うのですが・・・
そもそもは、印刷物をつくって配布しても、必要なページをスキャンしたのでは、精度が落ちるので、データで各JAの広報誌に流用したい、ということだったようです。
私めは、写真の予算がないので、冷凍食品の物撮りやってました。
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