2010年1月10日日曜日
廃業-2
川島孝之(表参道の小さな広告屋から) さん
からいただいた「廃業?!」への書き込みに反応して書いています。
広告制作会社でもグラフィック系と映像系では多分にその機能に差があると思います。
TV-CF制作会社というのは金融業的な機能も求められます。
企画で外注(フリーのプランナーやディレクター)にお金がかかり、
制作の現場でも多大なキャッシュが必要になり、
編集仕上げでもかなりのキャッシュが必要になります。
そして最後に広告代理店から「値引いてね」です。
(全てではありませんが)
もちろん、企画競合で負けた場合はフィーは出ないので
外注をしていたらその段階で外注費、動いた社内人件費が赤として累積していくのです。
「廃業を考えている」この方の「競合に疲れた」は単なる無駄な作業に疲れただけではなく、累積していく赤にもう耐えられない、という意味もあると思っています。
しかし広告代理店も厳しくなってますよね。
某大手が念頭所感として
社員が企画やマーケティングしかできないとその消費時間はロスタイムだとしています。
デジタル
グローバル
経営力育成
を掲げて大学との連携や海外との提携を進めているようです。
この変化は正しいかどうかはわかりませんが
少なくとも「何かをしていく」姿勢は変化への第一歩ですよね。
僕が思う「こうなればいい」世界は
広告はいままでなかった媒体を創出
広告代理店と広告制作会社は「広告会社」と総称してガラガラポン
広告会社の金融業的ポジションは廃止
決まった時点でアドバンスが入る仕組みになる
そのアドバンスで諸費用を賄うので媒体も思ったものを押さえられる
媒体社は既得権で押さえられているのではなく新しい広告会社も参入可能になる
企画 表現 予算は三位一体としてひとつの「広告会社」がコントロールする
「クレイマークレイマー」のダスティンホフマンはそんな仕組みで広告作ってましたよね
世の中「事業仕分け」で「見直し」なんですからこの世界も「見直し」です。
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2 件のコメント:
「クレーマー・・・」彼そんな仕事でしたっけ? 覚えていない。さえない親父、フレンチトーストって、こうつくるんだ!程度。忘却のかなた・・・
外部スタッフに頼っていた私。身につまされる話。カメラマンの人件費削るため、自ら文・写真になってしまいました。仕事が無くなると、即、「ごめん!切られちゃった!」と何度外部スタッフを泣かせたことか。
内部スタッフだとこうはいきません。残業はいやがるし・・・やめよう、仕事の話。
いまも、原稿が進まず、いらつく夢が幾度もあります。目さめて、「よかったぁ」
なんで、こんな夢みるのかなぁ。
きっとこんな風に仕事をしたかった、とかこうすれば良かったとか、もっと仕事をしたい!と思っていらっしゃるのではないでしょうか。
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