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あのアン・バンクロフトはもうお亡くなりになってしまわれまして・・・
青年ダスティンホフマンの、
これから起きるかもしれない甘美な優雅なドキドキな
なんとも言えないのどがつっかえる言葉に、
アンバンクロフトがワンテンポ早く突っ込んで戻してあげる事で
ますますのどがからからになるダスティンホフマン・・・
うむ、年上女はかくも素晴らしいんじゃろかと・・・
こっちまでドックンドックン
考えてみたら「卒業」の映画の中で使われたサイモンとガーファンクルの曲はどれも示唆に富んでいましたね。
「サウンドオブサイレンス」。「沈黙の音」ですよ。
どういう事ですか・・
People talking without speaking
People hearing without listening
人々は話さないで話す。
人々は聴かないで聞く。
「speak」は話す行為だけ。
「talk」 は「おしゃべりする」で内容を重視。
赤ちゃんは「speak」しても「talk」はしない、らしい。
「listen」は「耳を傾ける意識を持って聴く」
「hear」 は「意識しなくても耳に入ってくる」
と、あるところに書いてありました。
1963年に作られた曲。ある種の宗教的なところに端を発してるそうですが、現代人の浅はかさを指摘されてる感じ。
意味のない会議、意味のない書類、意味のないIDパス、意味のない報告・・・
人々は酒屋でトークできないし、聴けないし。
談論風発なんて死語かも。
それにしてもアンバンクロフト
個人的にはキャサリンロスの愛くるしさが良かったんですが、
あの映画もアンバンクロフトがいなきゃただの破天荒な映画になってたかもしれません。
いや、世の中には「その場面で必要な人ってのが必要」なんですよね。
世の中がどんどん幼稚になってるぞぉ。
考えてみたら「卒業」という言葉ががそもそも・・・
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