2007年9月8日土曜日
スカボロー・フェア
「卒業」のキャサリンロスは「あこがれ」という感情を教えてくれました。
ダスティンホフマンは、いつでも歯を磨くためには歯ブラシをジャケットにしのばせておくものだ
というコトを教えてくれました。(あれ、やっぱケースか何かに入れといた方がいいとは思うけど)
彩りのきれいな公園の花畑で迷う、ダスティンホフマンの心情をバックアップしてくれたのは
サイモン&ガーファンクルの「スカボロー・フェア」
イギリスの吟遊詩人たちの歌だったんですね。
スカボローの市へ行くのかい?
パセリ、セージ、ローズマリー&タイム
そこに住むある人によろしく言ってくれ
彼女はかつての恋人だったから。
ずーっと引っかかっていたのは「パセリ、セージ、ローズマリー&タイム」妙に引っかかる単語たち。
やっとわかりましたよ。
象徴的意味に満ちていたんですねぇ。
「パセリ」は今日まで消化の助けになり、苦味を消すと言われており、そして中世の医者はこれを霊的な意味としても捉えた。
「セージ」は何千年もの耐久力の象徴として知られている。
「ローズマリー」は貞節、愛、思い出を表し、現在でも英国や他のヨーロッパの国々では花嫁の髪にローズマリーの小枝を挿す慣習がある。
「タイム」は度胸の象徴であり、歌が書かれた時代、騎士達は戦いに赴く際に楯にタイムの像を付けた。
四種のハーブに言及することで、
二人の間の苦味を取り除く温和さ
互いの隔たった時間を辛抱強く待つ強さ
孤独の間彼を待つ貞節
出来ない仕事を果たそうとする恋人
それらをできた時に、彼女が彼の元に戻ってくることを望んでいる・・・ですと。
何と深い意味があったんでしょう。
それでも僕はただただキャサリンロスの可憐さに引かれていました。
え〜え、もちろん愚直でございます・・・
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