2009年11月25日水曜日
セバスチャン・サルガド
何ですか。悲しみに満ちたこの写真は・・・
「お前、東京都写真美術館行ってないの?!」
「アフリカだよ!エッ見てないの?!」
「サルガド知ってるよね。サルガド・・セバスチャン・サルガド・・・」
久しぶりで会った人に言われ、
「し、知りませんッ」
(何て知らない事が多いんだろうと情けなくなります)
「あのモノクロを見なきゃだめだよ」
ヒッ、ヒジョーに記憶に残った話なので手帳に書き留めて調べました。
サルガド氏は1944年ブラジル生まれ。サンパウロ大学で経済学修士を取得、
その後パリ大学で農業経済学博士課程を修了してロンドンに本部を置く国際コーヒー機関に就職。
そこからアフリカへ調査に派遣され、そこで写真を撮り始める。
1970年代半ばに仕事を辞め、パリでプロの写真家に。彼の写真の原点はアフリカ。
大きなテーマを決め、何年もかけて緻密に取材、写真集にまとめるのがサルガド流の仕事の仕方。
1980年代のサハラ砂漠の南、サヘルの干ばつによる飢餓を取り上げた写真集「サヘル」は世界中に大きな衝撃をあたえた。
その後世界の労働者を取り上げた「WORKERS」でも、
移民や難民など地球上を移動する人びとを取材した「EXODUS」でもアフリカは重要な舞台として登場。
30年を経て写真家は最後の大きなプロジェクト「GENESIS」
サルガド氏は、世界各地で精力的に撮影を続ける一方で、
日本でフォトドキュメンタリーの世界や技法を伝える活動を、2003年から続けている。
日本写真芸術専門学校の名誉顧問として、サルガド氏自らが撮影に出かけるワークショップを実施。
特別講義は、同校の在学生に加えて、一般の人にも一部門戸を開放。
講義を聴きたい。
サルガド氏が使うフィルムはトライX400。
320で撮影すると書いてある。(本当はどうでもいい事ですが)
それにしてもモノクロは美しい。
12月4日は「アフリカナイト」らしい。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
2 件のコメント:
亡くなったレニー リーフェンシュタールのようなカメラマンがいるのですね。
私も知らなかった。
ISO400を320で撮るって、意図的に多少オーバー気味にするためかな? 東京カナリアさんのモノクロもいいですよ。
レニ・リーフェンシュタールさん。ヒトラーとの蜜月がどう影響しているんでしょうか。
12月4日のアフリカナイトはすでにチケットなかった。
飲み物がついてアフリカ音楽を聴く夜、いい感じの夜になると思ったのですが。
コメントを投稿