2007年6月14日木曜日

シンプルイズ美しい


歩道と車道の間が何もなくてフレンドリー。車道のアスファルトは白っぽくて道路という威圧感がなくてフレンドリー。やっぱり銀座商店会は力があるんだろうな。でもアスファルトを後から白くするのって大変だろうな。歩道と車道に防護がなくて今まで事故はなかったんだろうか。あ、こんな事考えるから今の日本みたいに、お子様発想になってがんじがらめになっちゃうのか。自分たちの首を絞めてるのは自分たち、だと気づいてる人少ないのが今の日本。大人の街を真似しなくちゃね。自由発想、じゆうはっそう、ジユウハッソウ。自分のオフィスに入るのに暗証番号必要なんて愚の骨頂。仕事上大事な書類を盗まれてはならないだって?そんな会社ほどネットで流出してそう・・。大事なのは体面じゃなく人なんじゃない。

2007年6月11日月曜日

不思議


今日は朝から雨だった。結構降っていた。当然傘を差し駅まで行き、電車に乗った。渋谷に着いた。乗り継ぎで地下鉄銀座線へ。到着すると駅ビルを抜け人の群れと共に一定方向へ流れていく。あ〜なんか画一的だなぁ、なんて思いながら・・・。外へ出ると雨はやんでいた。歩きながらふと周囲を見渡した。なんと、みんな傘持ってないんですよ。12人程見ました。内1人だけです。傘持ってるの。え?だってさっきまで雨降ってじゃぁありませんか、皆さん。どっから来たんでしょう、この人たち。渋谷も雨降ってたのに。

時々あるんですよ、こんな事。昼間雨降ってなくて、夜、雨に降られる。しようがないなぁ、駅からどうやって帰ろうかなぁ、なんて思ってると、みんな傘持ってるんですよ。折りたたみじゃないやつ。え、みんな昼間から傘持って行動してたんですかって・・・思わず声に出して聞いてみたくなるんです。
自分だけ異次元なのか、予測ができない人間なのか。

2007年6月10日日曜日

ありがと!


商店街の道路。小さく規則的なレンガ風の石を敷き詰めて・・・。街がぐっといい感じになります。あれ、ひとつずつ敷き詰めるの大変だよなぁ。そう思ってたらひとつずつ丁寧に敷き詰めている集団がいました。いや実際は工事の方々でした。夜遅い時間です。酔った僕の「おじさん、こっち向いて」「パシャ」にいやな顔ひとつしないで応えてくれました。連れの「き」様にたしなめられたような記憶があります。当たり前でしょう。仕事邪魔してんですから。なのにどうですか、この笑顔。ほんっっとすみませんでした。ありがとございました。ついでに写真ブレてしまって、僕は性根のすわらぬとんでもない奴です。

Life


集団で一生懸命なその姿には見入ってしまう。アリ一族。どんな指令が下されるんだろう。どこへ行けばいいのか、どうやって彼らは知るんだろう。人間が一番の英知だなんて間違ってるんじゃないのかなぁ。

画家の風景


ゆっくりと筆を進めるその姿はなかなかかっこ良く、ひとつの事に打ち込んできた人間だけが持つ尊厳にあふれていた。広告会社のデザイナーから画家へ。「その頃デザイナーは絵が描けなきゃだめだったんだよ」と重々しいお言葉。「た」様は今日も日焼けしながらラケットを手に高井戸方面へ。また画材を手に世界方面へ。かっこいいなぁ。よし、僕も。急にカメラを手にしたもののテーマがなかったので少しうろうろしただけ。薄いぞ。

ジェノバの港。夕暮れの色彩がとても美しい。(白黒で悪いなぁ)

2007年6月9日土曜日

今日さぁ


すいません、今どうでもいい気分なんです。「き」様と別れたはずなのに気がついたら吉祥寺。次は渋谷。そして吉祥寺。また次は渋谷にいまして。さらに次に気がついたら池ノ上のホームでした。おい、降りるなよお前、と自分に悪態つきながら池ノ上で降りる僕。まったく訳のわからない奴じゃ、今日は朝から色々ありました。

2007年6月5日火曜日

邯鄲の夢(かんたんのゆめ)


出世を望んでた貧しい青年が、どんな夢でもかなうっつう枕を爺さんからもらって、邯鄲って街でお粥を煮ている間にひと眠りすんの。で、自分の栄華を極めた人生を夢で全部見ちゃうわけ。だけど、目が醒めてみるとまだお粥ができてなかった。つまり栄華なんて、ひとときの夢くらい虚しいってこと。へぇ、「邯鄲の夢」って知らなかった。意味を聞いたらなるほどと思った。

2007年6月1日金曜日

予感


昔原宿はあっけらかんとしていた。カメラマンの事務所やデザイナーやコピーライターやその他もろもろいっぱいいた。うようよいた。活気の中で取り残されまいとする熱気があった。「時代はあっと言う間に変わる」というウィスキーのコピーがあったような。ラフォーレなんて時代を創ってるみたいな空気があったぞ。単なるテナントビルなのに。
クールな原宿。
日本が悩んでいる。いや思い詰めている。と言った方が正しいかも。進むべき道が見えないのか、わからなくなっているのか。
僕もついそうなっちゃうじゃないか。

雲はいよいよ低くなってきた。

2007年5月30日水曜日

寓話


その娘は窓辺で遠くを見ながら時々ノートに視線を落とした。そして決心したように何かを書き綴る。遠くを見る、思い込む、書く。その一連の動作は飽きる事なく続いていた。コピーライターか編集ライターか・・・。わからないけど向こうは何かを必死で産み出そうとしている。僕は必死で本を読んだ。う〜ん、かっこいいのはあっちだな。

殯(もがり)の森


彼らは延々と空の回廊を周回していました。6機。レンズがワイドだったので見た目よりさらに遠い感じになりました。ヘリの音は延々続き、それを見上げていると死者を弔おうとしている軍団のように見えました。「古事記」や「日本書紀」などによると、死者を生前と同様に扱って蘇生を願いつつ、死を確認する過程を兼ね、それとともに死者の霊魂を恐れ、慰める意味を持っていたという、「殯(もがり)の森」の話です。(これ知人の引用です)
空を回遊するヘリは某大臣の野辺送りを執拗に狙っていたのでしょう。
情けない気持ちで新幹線に乗り、さらに情けない時間をかの地で過ごしました。
木を見て森を見ない会話の連続に唖然としながら・・・。

帰り新幹線で今日の出来事を密かに想い、祈るような気持ちになり、つい酒をふたつ。
(こんなところがだめなんだと言いながら)
そして日本人がだめになっていくのは軽薄だからなんだ、と確信したのでした。

2007年5月24日木曜日

含羞


その頃有名なコメディアンがいて、当時の上司は彼のファン。理由は単なるコメディアンじゃなく「ハードボイルド」だから。なるほど決めのコントも「○○だどッ」だったような。上司は彼をCMに引張り出したかった。クライアントは了解していた。僕はそれを受けてくどくために新宿ゴールデン街へ足を運んだ。店の名前も有名なハードボイルド作品からの引用だった。下準備が周到だったのかあっさりと承諾してもらえた。カーワックスのCMだった。後日スタジオに古いアメ車を入れ込んで割と大仕掛けな撮影が行われた。彼が言う決めのコピーは忘れてしまった。あの頃感じていた違和感は何だろう。「こ」様風に言うと「おとこの悲哀と憂愁」はあった。だが「含羞」がなかったように思う。たかがCMだ。そこまで求めていたわけじゃない。上司とタレントのコンビネーションは他を寄せ付けない独特のものだった。「今のいいですねぇ」そういう空気に僕は辟易していた気がする。
(閑話休題)
「生きる」は「晒す」だ。「含羞」は「道理」だ。人の本質は接してみないとわからない。いや接してみたらわかる。そして多くは「目」がそれを物語る。

上司はその後、一部に熱烈なファンを持つプロの作家になった。ジャンルはハードボイルドだった。

「こ」様に教えてもらった作家の小説にのめり込んでいる。含羞がわかる年令になったのだろうか。いや緻密さに引かれているんだろう、きっと。

2007年5月22日火曜日

「シリウスの道」


「余人にはわかりゃしない世界だよ。」
「こ」様に言われて本を読むハメになってしまった。いや読みたい本と出会わされてしまった。『孤独なおとこの悲哀と憂愁と含羞をたっぷりと』という「こ」様からのメールは、その作家の死を伝えるものだった。その作家の著作は一冊しか知らなかった。しかもそのタイトルに全く興味が湧かなかった。突然の「こ」様のメールの文面は、一も二もなく僕を本屋に走らせた。それほど魅力的だった。もし小説書くんだったらこのテーマ描きたい。と思ってたストーリーがそこにあった。筆の運び、展開、会話、舌打ちしてしまった。同時に記憶をこんなにもリアルに呼び戻してくれる小説も珍しい。

脳みそがあらゆる具象を理解できなかったら生き残れない世界(それは濁だろう)なのに、表現ではここまで?と言う位突き詰めないと生まれない世界(それは清だろう)が確かに存在する世界を見事に描いてる。広告屋はこんなにも悲しいんだ。最後の虚無感がまた見事だね。余韻をたたえた終わりがまたいいね。こんなに一気に読んでしまうのは、久しくなかったね。

1+1を3にも4にもする妙。
またマイナスする意。
幻想を客観に見せる即。
無を有に見せる答。
すべてがたぎる、ほとばしる。熱に浮かされたような作業。広告屋の芸当をまぁよく見せてくれてます。好きな世界を作品に昇華させる構成と筆力と太い骨格に、失われたダイナミズムを感じてしまった。考えてみれば今は皆が凡庸になっているのかも。
やがて最後に、広告屋には著作権ひとつもたらされない。悲哀・・・憂愁・・・含羞・・・。その事に気づくのか、わざと気づかないのか、あ、いつの間にか自分に全く重なってしまった。う〜ん、僕は当分打ちのめされそうだ。「こ」様には読む順番まで教わったぞ。さてどこへ行くんだろう。素晴らしい作家を教えてくれた「こ」様よ。もっと色々教えておくれ。

きっと続きを書きたくなるかも。