2007年9月22日土曜日

カオス



「北京で蝶がはばたくと、アメリカで嵐が起こる」
と言うらしい。
「バタフライ効果」ローレンツさんが言った。

初期値の設定で結果は全然違うものになる。

初期対応を誤るととんでもない社会制裁を受ける、
というこのご時世を象徴しているな。

カオスは混沌
全くの文学表現だと思ってた。
ある席で真面目にそう言ったら、一瞬場が凍り付きました。

ヤッベェ・・・覆水は盆に帰らんぞ。

こりゃいかんと調べましたよ。

カオスの単純な方程式を処理して行くと「自己相似」を繰り返して
どんどん複雑になるらしい。
そしてそれを図形化するとこれがまたまた美しいとか。
世の数学者は魅せられるというから、アーティストだな。

「あ、きっとこうした方がいいな」と思いながら
「ま、これでいいや」というのが最近ありまして。

要するに初期設定値の違い。

ものの見事に、思ってた通りになりませんでした。

カオス理論は人生っぽい、と思うのは僕だけですねきっと。
因に
Xn+1=aXn(1-Xn) (0≦ X ≦1) ( 0≦a≦4)
が方程式でした。

2007年9月16日日曜日

ビオゴン



「このレンズはペニシリンと並ぶ20世紀の偉大な発明である」
とツァイス財団は言ったそうです。
ハッセルブラッドだけのレンズだと思っていたら
最初はコンタックス用で1930年代に脅威のf2.8という明るさで登場。
さらにカールツァイスから50年代に21ミリ、F4.5が出たとか。
東西ドイツのプロパガンダ合戦の道具にも使われたらしい。

T* ティースターレンズ  美人だねぇ
昔から美人は政治に重要な役目を果たすってね。
東西ドイツのプロパガンダ合戦にも使われて当然だわ。



加えてどうですか。この尻の美しさ
写真は暗箱さえあればよく
後は、像を結んでくれるレンズで決まるという基本究極発想ですな。

シャッターはレンズ内、ピントも絞りも目測。自由でいいねぇ。

さて先日、この美人を連れて美男を撮りに行きました。
このビオゴンを扱う人(普通カメラマンと言います)

悪戦苦闘・・・してました。
ポラロイドで確認するにもいちいち
外付けのファインダーを外す
ポラロイドマガジンをつける
一枚切る
待つ
写ってない
あれっ
もう一度
その間、美男は不機嫌になる(いや他がどんどん進行するってな具合)
焦る
また撮る 写らん
えいっままよっ!  で本番撮影。
結果は現像してみなきゃわからん。

「美人は扱いにくいのう」と、二人で嘆息しながら帰って来たのでした。
そいでもって、長旅の後、電車を降りたホームで美人の記念撮影。
「どお?アタシッ」てな具合にナイスバディを披露してくれまして。

「ケツも見せろよ」「いいわよッ」
この時は機嫌が良さそうでしたね。

美人はゲスがお好きッ。