2007年8月25日土曜日

城之崎にて


その静かな温泉町で、主人公は、蜂やねずみ、いもりなど、小動物の死を次々と目撃します。
散策の途中で気付いた風もないのに動く樹の葉の動きなどから思索し、
生き物の寂しさを感じ、
生きていることと死んでしまっていることとに、
それほど差がないような気分にひたるのでした。

そんな気分になる温泉街でした。
因にここは城之崎じゃないんですが。

言葉のチカラ


なるほど。言葉のチカラか。
と思って近づいてみると鉛筆を持った手が・・・
全部言葉で出来ていた。

そうか、言葉は絵にもなるんだな。

いったいここに何万の言葉が描かれてるんだろうか。
考えたら急に気になって、数え始めようとしたんです。
その時、
「あんた、やめときな」って
声がして、後ろ髪引かれる思いで僕はその場から離れました。
え〜、自己欺瞞です。またまた浅さ露見。

2007年8月24日金曜日

陋巷にあり


何かの書評で「おもろいでぇ」につられて買ったのが約4年前。
積まれる事3年。ひょんな事で読み始めて3ヶ月。
一冊目で挫折。そこを超えたら後は坂を転げ落ちる感じで読破。全13巻。
ものすごく面白い所と説明の長さに飽き飽きする所と・・・

この写真、「命の章」は第十巻。
ビールと海が写ってるはずなんだけど・・。見える・・でしょ?

新潮社の解説の以下の章あたりはむちゃくちゃ面白かった。
片時も本を手放せなかった。時空と思想の広がりとからみ具合に舌を巻いた。

妖女・子蓉の媚術により、陋巷の美少女・妤は次第に病み衰えていく。
満月の強大な魔力を利用する子蓉と巫医の神である祝融の力を借りる異形の南方医・医げいとの、命を賭けた闘いが始まった。
孔子最愛の弟子・顔回は、妤の内に潜む鬼魅を制するために、薬草漬けの酒で一時的に意識を殺し、九泉に向かった……。
冥界に降りた顔回をめぐり、神同士が激しく相争う・・・

祝融娘娘(にゃんにゃん)は神様です。
九泉を体験した顔回はサイキックソルジャーだった・・・のか・・・。
そこまで力をつけたなら、もっと荒唐無稽に暴れてよ。と思う。いやきっと続きがはじまるな。

2007年8月23日木曜日

地下鉄はどこから


品の良いご夫婦でした。

「あなたやっぱりあの方・・・」
「うむ、そうか。やはり・・・」
たったこれだけですが、妙に引っかかってしまいました。
何かが決まったみたい・・・

美女、恐るべし。

いや、
世の中、既に孔子の時代から媚蠱(びこ)は術として存在していたのぢゃ。

「美女」は「媚女」が語源ぢゃ。
昔から権力者は女性で足元が固まり、また崩されたものよ。
あ〜そういうことぉ?

2007年8月22日水曜日

バベルの塔


「バベルの塔」のバベルというのは「混乱させる」という意味の「バーラル」という動詞からきているとか。
バベルの塔は実際に存在したとされており現在のメソポタミアの辺りにその基盤の跡が残っているそうです。

高井戸にもあるぞよ。

2007年8月21日火曜日

バベルの塔



実現不可能な天に届く塔を建設しようとして、崩れてしまったといわれることにちなんで、空想的で実現不可能な計画はバベルの塔ともいわれる。

2007年8月19日日曜日

テニスボーイの憂鬱3


列島は猛暑が続く。屋内で寝ていて熱中症で亡くなる人までいる。まことに恐ろしい。
この日のコートの温度計は39度程である。実際は40度を軽く超えている。
水分を取りすぎるくらい取って・・・コートで修行に励んでいた。
最後は足がつった。しまった。カリウムとマグネシウムが不足した。
人間、水だけじゃだめなのね。

桑田が退団するらしい。最後の試合を家族を呼んで見せたらしい。

いつもニコニコしている桑田の印象がある。
最初の頃はそうじゃなかった・・・と思う。

この日も、すべての事に「こころから感謝している」とある。
家族は号泣したらしい。
「道」を極めようとするおとこの生き様を感じるのは僕だけか。

桑田の「この日」をテレビで見た記憶がない。
どこかがドキュメントしているだろうか。