2007年8月16日木曜日

ブエナビスタソシアルクラブ


ドス・ガルデニアス(クチナシの花をふたつ)
クチナシの花をふたつ
君にあげよう
こころからいとしい人よ
どうか枯らさないで
この花は君と僕の
こころだから

でもある夜
クチナシが枯れたら
それは花の嘆き
君が僕を裏切って・・・

キューバ。地球上で一番セクシーな音楽。忘れられたノスタルジー。
ハバナ旧市街は世界遺産だそうだ。
キューバのナットキングコールと称されるイブライムフェレールの声は
ライクーダーのスライドギターでさらに泣かせてくれる。

ヴェンダースと聞いただけでこころが踊る。
「パリテキサス」のライクーダーとのセッションも良かったけれど
このドキュメントを一遍の詩のように編み上げる力量がすごい。

才能が、三つ巴で、柔らかく、やさしく、ぶつかっている感じがする。
そしてささやいている。

「ひとはひとりでは何もできないのさ」


イブライムフェレール。
私の庭にはチューベローズ、バラ、白百合が咲いている。私のこころはとても悲しく重い。このこころの痛みを花々には見せたくない・・・。

0 件のコメント: