2009年5月19日火曜日

飽食


いただいた本でした。
「もの食う人々」
タイトルから、それと古さからずっとそのまんまでした。
読むものがなくなって手を出しました。

世界の貧困の現場に突入してヒトの「食」と「生」をえぐるような本でした。

P45「ミンダナオ島の食の悲劇」
驚くような史実が書いてある。
え、知らなかった。

人間の浅ましさと知恵
自分の飽食感が恥ずかしい。

そしてやっぱり「ペンの力はすごい」
いきいきと伝える文字の迫力はどんな媒体をも凌駕している。

日本語ってすごい。

2 件のコメント:

KOH さんのコメント...

この作家は、よく東京新聞に、原稿書いてますが、その視点は鋭く、自らが病魔と闘いながら、よくそれだけのエネルギーを持つことができるのだろう、と思わされること、しばしばです。
宮城県石巻出身で、私の一つ先輩。この本、大分前に文庫本になっているんですね。私にはちょっと精神的に重いかも。世界違うかもしれないけど、藤原新也の「黄泉(よみ)の犬」と同じくらいか・・・
人間としてもっともつらいことは、言葉を失ってしまうこと、と誰かがいってました。また゛・・・言葉は神であった・・・゛とバイブルに記されていることを、東京カナリアさんの
コメントで思い起こしました。

Unknown さんのコメント...

「この作家は、自らが病魔と闘いながら、」なんですよね。この闘魂はどこから来るのでしょうか。調べるとチェットベイカーも書いておられるようです。読んでみたい。